防災情報

台風の水害/風害から自動車を守る方法とは?台風発生後にすぐできる対策を紹介

台風は各所に大きな傷跡を残して去っていきますが、車もその対象の一つです。

これまでの台風接近時に、皆さんは車を台風・水害から守るためにきちんと対策していましたでしょうか?

筆者は令和元年 台風19号で被災した際、事前に車で避難していたため車への被害はありませんでしたが、ディーラーの担当者は「100台近い数の水没した車の対応をした」と話していました。

この記事では、台風が接近した際に大切な愛車を被害から守るためにできる対策方法や、万が一キズがついてしまった時や浸水・冠水してしまった時の対応を紹介しています。

数センチの水深でもタイヤが浮いて隣の車とぶつかってしまうこともあるようなので、台風発生時は他人事と思わずにできる限りの対策をとってください。

台風の接近・直撃がわかった時にまず行うべきこと

まずは台風が接近・直撃することがわかった際に、まずとるべき行動からご紹介します。

いざ、台風が接近してきた時には、大雨や避難の準備で車の対策に十分に時間を使うことはなかなか難しいです。

台風が発生したタイミング、接近・直撃が予想された時点で、愛車を守るための対策を始めましょう。

避難場所への安全ルートを確認

まずは避難場所への安全なルートを確認しましょう。

避難する際には、車で避難するのか、徒歩で移動するのか、どこの避難所や避難場所へ逃げるのかなどいくつもの選択肢があります。

家族構成やペットの有無、台風の規模などによってどこにどうやって避難するのが最適なのかを調べましょう。

避難所については、お住まいの市区町村のホームページに記載がありますので、「〇〇(市区町村名) 避難場所」で検索して調べてください。

避難場所を決めたら、そこへ向かうまでのルートを確認し、水が溜まってしまう恐れはないか、避難する車で渋滞することがないのかなど、安全ルートを決めましょう。

大型台風の場合、木の倒壊などで道路が分断されている恐れがありますので、複数ルートを準備しておきましょう。

台風直撃の前日までに自動車保険に入る(手厚くする)

台風・水害から愛車を守るために重要となるのが保険です。

保険に加入することで、直接的に愛車を守ることができるわけではありませんが、もしもの時に頼りになるのが自動車保険です。

任意保険には入っているけど、保険料を安くするために車両保険には入っていないという方が一定数います。(筆者もその一人でした)

しかし、車両保険に入っていない場合は事故に対する保証しかついていないため、台風による傷や水没は保証の対象になりません。

台風による水害で被害を受けた際、その被害規模は想像を絶します。

そんな中で、「愛車も使えなくなった。にもかかわらず車両保険に入っていないがために実費で買い直さなければいけない。」という状況は、金銭的にも精神的にもきついものがあります。

そんな最悪の状況を未然に防ぐためにも、台風の接近・直撃がわかった段階で、車両保険を追加するなど保証内容を充実させておきましょう。

ネット型の自動車保険であれば、当日の申し込み・クレジットカード決済で翌日の0時から保険が適応になることも多いです。

また、任意保険や自動車共済に加入していない人が全体で12%いると言われているため、自動車保険に加入していない方も、ネット型の自動車保険に加入しましょう。

必要な荷物を車に積み込む

車で避難する場合、台風が接近してくる前に必要な荷物を車に積み込んでいきましょう。

実際に台風が接近している状況で多くの荷物を車に積み込むのは、風に煽られたり何か飛んでくる危険もあるため、接近が予想された段階で準備をしておきましょう。

持ち出す荷物については、生命を維持していくために必要な水や食糧、ビニール袋やトイレットペーパーといった清潔品、ライフラインをつなぐためのスマートフォンの充電器、下着を含む衣類、そして現金や身分証などの貴重品などは確実に持ち出すようにしましょう。

持ち出せる荷物は車の大きさや乗車人数によって大きく異なりますが、車での避難の場合は必要と思われるものはできる限り多く積み込んでおくと、万が一避難生活が長くなった時も安心です。

なるべく早く避難

台風が接近した際に最も重要となる行動は早めの避難です。これに尽きます。

避難のタイミングがわからない・・・という方も少なくないかと思います。

首相官邸の「避難はいつ、どこに?」では、警戒レベル3、4が発令されたタイミングで避難をするようにアナウンスされています。

また、警戒レベルは1から順番に上がっていくのではなく、突然3や4が発令されることのことです。

いきなり警戒レベル4が発令されて、すぐに避難しなければいけない状況になってもいいように早めに避難の準備を行い、なるべく早く避難を行いましょう。

なお、警戒レベルが3や4になる前に避難をするのも、非常に防災意識の高い行動ですので、警戒レベルが発表されるのを待つ必要はありません。

命を守る行動を心がけましょう。

台風・水害の被害から避けるために車をどこかに置いておくことはできる?

台風19ごうによる被災前や、この記事を作成するにあたって、多くのサービスや記事を探しましたが、車を安全な場所で一時的に預かるサービスというのは見つけることができませんでした。

台風などの緊急時に車を安全な場所に避難させておきたいのであれば、周りに木などがない開けた高台に車を移動させておきましょう。

先ほども触れたように大型の台風の場合、街路樹などが倒壊する可能性も0ではありません。

車を避難させるのであれば、なるべく開けた場所で、水害リスクの低い高台へと移動させましょう。

なお、立体駐車場は電気系統の故障などで出庫できなくなるリスクなどがありますので、あまりおすすめできません。

また、低くなっている土地には水がどんどん溜まっていきますので、地域で浸水被害が出ていなくても地下駐車場でのみ被害が出ることも考えられます。

マンションや一戸建てで地下が駐車場になっている場合、最低限地上までは車を移動させましょう。

台風の中で自動車を運転する時の注意点

台風が接近している時に、自動車を運転する場合、いくつかの注意点があります。

避難することに必死で、単独・対物・対人事故を起こすことがないように、いつもより気をつけた上で、以下のポイントを意識して運転してください。

ハンドルが取られるのでスピードの出し過ぎ・車間の詰めすぎに注意

すでに道路に水が溜まっている状態での運転は、ハンドルを取られてしまう可能性があるため、スピードの出し過ぎや車間距離の詰めすぎ、急ブレーキや急発進は絶対にNGです。

ハンドルを取られたタイミングで周囲に車や人がいれば、最悪のタイミングで最悪の事故が発生する可能性があります。

みんなが冷静さを欠いてしまう時ではありますが、ゆっくり発信・ゆっくり停車・30km未満での運転・車間距離はしっかりととることを意識して運転してください。

豪雨の場合、ワイパーを使っても前が見えないことも

台風接近によって車で避難する場合、体感したことないような豪雨の中運転しなければならないこともあります。

普段の大雨でも、ワイパーを早く動かしても前が見辛いこともあるかと思いますが、豪雨の場合ほとんど前が見えない状態になってしまいます。

ガラコなどの窓を撥水させるグッズを使っている場合、何もしていないよりは見易くはなりますが、それでもかなり運転はしづらい状態でした。

ここでも、やはりより一層の安全運転が重要となってきます。

運転中に万が一、浸水してきたときはすぐに車外へ脱出

万が一、車内に水が浸水してきたときは、すぐに車外へ脱出しましょう。

浸水が進んでいくと水圧でドアを開けることができなくなり、窓(パワーウィンドウ)も故障で開かなくなり・・・と最悪の状況が進んでいきます。

足元に水が吐いてtきてしまった場合は、車を路肩に停止させ、危なくはありますが徒歩や他の人の協力を仰いで避難するようにしましょう。

命より大切な車は存在しません。

また、もしもの時のために、車には窓ガラスを内側からわる道具を充備しておくようにしましょう。

台風の風害で自動車がキズついた場合はどうする?

もしも、台風の強風によって愛車に何かがぶつかって傷ついた場合、「他人の荷物が飛んだのだから修理費用を請求できるのでは?」と考えるかもしれませんが、持ち主への損害賠償請求は難しいのが実情です。

民法717条では、建物などの設置や保管に瑕疵があった場合、持ち主が賠償責任を負うこととなっています。

ここでカギとなるのが瑕疵があった場合という部分にあります。

台風によって家の一部がとんで車に傷がついた場合、他自然災害による不可抗力のため家主に瑕疵があったとは言いづらく、したがって賠償責任も認められないということになります。

また、台風による傷は、何がぶつかったのか特定できないことも多いので、そもそも飛散物の所有者を特定できずに責任を問うことすらもできないことも感がえらっれます。

そのため、台風によってできた車のキズの修理は実費、もしくは保険を利用することになります。

オーナーの責任ではないものの、保険を利用するのであれば1等級ダウン、事故有係数も1年になるため、翌年以降の保険料は高くなってしまいます。

小さな傷であれば実費で修理した方が安くなることもあるため、実費修理と保険での修理、どちらが安くなるのかをシミュレーションをした上で決定するようにしましょう。

台風の水害で自動車が浸水・冠水してしまった時どうする?

台風の水害によって車が浸水・完遂してしまった場合、まずエンジンを自分でかけるは絶対にやめましょう。

一度浸水・冠水するとエンジンの吸気系統に水が溜まっていることや電気系統がショートしていることが考えられ、発火や爆発などの危険性があります。

特にハイブリッドカーや電気自動車はバッテリーが高電圧なため、無闇に触れることも避けるようにしましょう。

まずはロードサービスやJAF、販売店、修理工場などに連絡をし、今後の対応を相談してください。

なお、水没で完全に車が不動車となってしまった場合は「全損」扱いになり、自動車保険が適応され保険適応範囲で満額が支払われます。

ここでも、やはり自動車保険が重要となります。

台風・水害から自動車を守る方法まとめ

この記事では、台風被害から愛車を守るための対策をご紹介してきました。

  1. 自動車保険には必ず加入する
  2. 車両保険にも加入する
  3. 高台で周りに気などがないところに車は移動
  4. 車で避難する場合は、荷物を早めに積み込んでおく
  5. なるべく早く避難する
  6. スピードを落としていつもより安全運転を心がける

以上の6つのポイントを意識して、台風から車と何よりご自身・ご家族の体を守ってください。

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